「電動車いす」と「ロボットベース、ロボットプラットフォーム」

 

2016年2月 24日

 

 弊社は「吉田いす」という電動車いすのシリーズと、「 MECBOT」というロボットベースのシリーズを設計製造販売致しております。 「吉田いす」には「前輪/後輪駆動」「中輪駆動」「全方位車」などのラインナップがあります。これらの開発で培われた性能と信頼性が高く評価され、ロボットベース、ロボットプラットフォーム「MECBOT」の開発へと生かされました。(ちなみにロボットベースとは、大学のロボット研究室や企業の研究部門で多種のロボットを開発する時の移動用ベースになる駆動部分を言います。)「吉田いす」「MECBOT」も全て受注生産ですので、ニーズに合わせたオンリーワンを製作致します。

 

 

 

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電動車いすの新しい世界「吉田いす」

人の心とマシンが出会うとき

 

 

 

 吉田くんのいす

 

 友人の吉田くんが筋ジストロフィーになり余命が長くないと診断されて、何か力になれないかと電動車いすを作り始めました。あれから10年が過ぎました。彼はまだ元気です。確かに手足は動きにくくなってきたようですがまだまだ明るい吉田くんです。友人のために電動車いすを作るという夢のようなことが、いつの間にか本業になってしまいました。

 

 「吉田いす」を作る株式会社メックデザインは、創業の1989年以来ずっと舞台や展示の仕事をしてきました。2006年から電動車いすの製作を始め、2011年6月から電動車いすとロボットベースの専業製作会社としての道を歩んでおります。

 

 電動車いすの製作は難しい責任の重い仕事です。使用されるのが身障の方々や高齢の方々なので運転が簡単で正確で壊れにくく安心して乗ることができ、デザイン性にも優れて使用される方々が気持ちよく過ごせるようなものでなくてはなりません。

 

 作り始めた頃、吉田くんがよく言っていたのは「電動はどれも医療器具みたいでそれに乗るのは抵抗感があったんだ」「自分が身障者だって再認識させられてしまう」後天的に身障者になられた方々はそんな思いが強いと思います。

 

 そのような抵抗感をもたなくても良いような、色や形、材質を持ったものは作れないのでしょうか?屋内では小回りの効く小型のものや木製のもの、子供達にはおもちゃのようなカラフルなもの、そして野外用には砂浜も雪道も走れる4WD。そしてリフトやティルト、リクライニングなどの高機能も必要です。

 

 そんな目的に応じたきめ細かなバリエーションがとても重要なんじゃないでしょうか?普通型電動いすはこんな形と限定されてもうずいぶん経っているような気がします。私はまだ10年しかやってきていませんが、この10年でもほとんど進化しているように見えません。もっといろんなものが出てきてもいい、選ぶ楽しみを味わえるほどに種類が多い方がいいんじゃないでしょうか?

 

 ましてや乗って楽しむ、気分良く乗れる、走行をエンジョイする、狭い屋内での動きをフォローしてくれる、こういうこともできる、ああいうこともできると、生活を一変させるようなそんな風に思うことができる電動いすを作ることが必要なんです。歩けないから仕方なく乗る、乗りたくないけどしょうがない、そんな車いすではだめです。

 

 本当に必要な、力になってくれる、ずっと座っていても疲れない、移乗も楽で高いところも低いところも手がとどく、そんなオンリーワンが必要なんです。

 

 昨年、お医者様からのオーダーが2件ありました。1件は心臓外科のお医者様で「アテーナ・ペガサス」を使われています。手術をやれるような電動いすが必要とのこと。手術のためには手術台に密着しなければならない。身長が180cmぐらいにならないといけない。かなり前かがみになっても倒れないように重心を後部に置く。診察室では小型でなければいけない。最低座面は40cmまで低く。そんなオーダーでした。すべてを叶えて現在この先生は週に2,3回のペースで手術をされています。もう1件は耳鼻咽喉科の先生で、「ムーンウォーク・ペガサス」で診療/診察をされています。耳の穴を覗いたりの細かい動きを「ムーンウォーク」はとてもフォローしてくれるそうです。

 

 このようなプロユース的な電動いすをもっと作れたらと思います。楽しい電動いす、プロユースの電動いす、日常をもっとリッチにしてくれる電動いす、そんな電動車いすを目指します。

 

 

 

「MECBOT」というロボットベース

 

 初めて国際福祉機器展に出展したのは2006年でした。その時に技術関係のお客様がじっと駆動部を見入っておられて、「これはロボットベースに使えるよ」とおっしゃいました。その後しばらくしてパソコンで使えるようなモーターコントロールを装備して、吉田いすの駆動部は「MECBOT」へと変身したのです。吉田いすの駆動部のラインナップはそのまま「MECBOT」のラインナップになりました。

 

電動車いすとしての名称      ロボットベースとしての名称

吉田いす             MECBOT

ローズティルト                   #001

アテーナ               #RB

クアトロ4M             #009

ムーンウォーク            #007

 

 

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 会社概要

商号    株式会社メックデザイン

所在地   〒東京都練馬区豊玉北4-31-2 パレーゼ山手1F

電話    03-6914-6880

Fax      03-6914-6887

設立    1989年7月17日

資本金   1,000万円

代表取締役 井上和夫

取引銀行  三井住友銀行生田支店

 

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